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留置所・拘置所は生活保護施設ではない!!楽な場所ではない!

老後1人で世話をしてくれる人がいない、子供や孫が会いに来てくれない、結婚できない、離婚されて相手がいなくなった、誕生日に一人で過ごしたくない、年末年始に一人は嫌だ、仕事に行きたくない(働きたくない)、お金がなくて生活できない、ご飯を食べたいなどなど、淋しかったり、嫌な事があったり、困る事も生きていればたくさんあるでしょう。

最初は我慢したりして乗り越えるでしょうけれども、積もり積もった時、どうしようもなくなってしまう事もありますよね。心が弱い人になると、死んでしまいたいと考える事も多いです。でも、死にたくない、死ぬのが怖いと思い留まる事も多いですよね。それで正解です。でも、生きているとやっぱり辛くて苦しくて…。こんな心の叫びが犯罪になってしまう事は意外に少なくありません。

留置所・拘置所・刑務所に拘束されるようになると、3食しっかりご飯を食べる事ができます。寒い季節は暖かくはないですが布団で寝る事もできます。雑居房なら話相手もいます。独居房だったとしてもお世話をしてくれる人がいて、ずっと1人で誰とも関わらないわけではありません。仕事もしなくていいです。(刑務所では働かなければいけません。)

淋しさや苦しみから逃げる為に、わざと犯罪を犯す人も増えていると言います。特にホームレスになってしまった人やお年寄りに多いそうです。普通に生活をするよりも、留置所・拘置所・刑務所の方が楽だと思っているからです。実際に、淋しさや苦しみからは逃げれるかもしれません。楽になれるかもしれません。

私は過去に旦那と大喧嘩をした時、ちょっと警察沙汰になった事があります。離婚したいけれども離婚して1人になる勇気はなかったんですね。死ぬ勇気もありませんでした。警察の人に保護されたものの、刑務所には入れてくれませんでした。「誰かを殺せば入れる?」と聞いたんです。すると「お前は刑務所よりも、今の生活をしっかり頑張る方が罰になる。刑務所で楽しようなんて甘い。」と言われてしまいました。理解できる人には、この言葉の意味が分かるでしょう。刑務所って場合によっては罰にならないんです。更生にならないんです。もちろん、刑務所で更生する人もたくさんいますよ。

今の生活から逃げて楽をする事は一時的な気の安らぎでしかありません。すぐに外に出たいと後悔する事になる人も多いでしょう。最低限の生活は保障してもらえますが、それ以外は厳しいところです。今の生活よりも思い通りにいかない事もたくさんあります。というより、思い通りにいかない事ばっかりです。時には薬物の使い方、窃盗の仕方、人の殺し方などなど、知りたくもない情報を知ってしまう事もあります。平気でこのような犯罪をしている人もいる環境に行くのですから。私はやっぱり外で生きたいと思い直しましたよ。

留置所・拘置所・刑務所は生活保護施設ではありません。淋しい、辛いなど、自分勝手な感情だけで犯罪をして拘束されようなんて考えは捨てましょう。そんな事をしても何も解決しないんですよ。もっと人間として落ちていくだけです。小さな幸せでもいいので見つけてみてください。きっと、拘束される生活より幸せなはずです。

お世話をしてくれる看守は厳しいの?看守も警察官なの?

みなさん、TVドラマや映画で刑務所の中の様子を見た事はありませんか?受刑者の面倒を見ている人、指示を出す人を“看守”と言うのですが、TVで見る限り、この看守さんはとっても厳しですよね。偉そうというか、怖いというか…。牢屋の外に並べたり、むちゃくちゃ綺麗に並んで歩かせたり、大きな声で返事させたり。TVで見る感じでは看守と受刑者の上下関係が凄いように見えます。

さて、この看守ですが、刑務所だけでなく、留置所でにも拘置所にもいます。やっぱりTVのように厳しいのでしょうか?看守って誰がやっているのかも気になりますよね。やっぱり警察官なのでしょうか?実際に拘束された人に聞いてみました。

まず、誰が看守をしているのかですが、留置所は警察の管轄なので、看守も警察官です。と言っても、逮捕してきた警察官とは別の人です。警察にも様々な部署があり、大きく分けると外と中の仕事があります。看守は中のお仕事ですね。拘置所・刑務所になると警察の管轄ではなくなるので警察官はいません。ここでは刑務官が看守になります。刑務官は誰でも資格を取る事が可能です。資格も比較的簡単で、誰でも看守になる事ができます。

看守って大変なお仕事なんですよ。単にお世話をしているだけではありませんよね。ちょっとした万引き犯から強盗殺人犯まで、様々な人の対応をしなければいけないんです。捕まった後は大人しく過ごす人が多いですが、全ての人がそうではありません。捕まった後も、拘束されている場所でまだ事件を起こす気なの?というくらいに暴れる人だっているんです。どんな人にも、どんな場合にも、しっかり対応できないといけないんです。きっと厳しい研修とかあるんでしょうね。

つまり、厳しさがなければやっていけない仕事でもあるんです。厳しかったり、怖かったりしなかったら、反省してない人は自由になってしまうでしょう。とは言っても、みなさんがTVで見たり、想像をしているような厳しさはないようです。何かした時は別ですよ。めっちゃ怖いそうです。でも、普通に常識を持って生活していたら怖いとか厳しいと思う事もないくらいで、逆に優しいみたいですよ。

例えば点呼を取る時や、挨拶を礼儀正しくしていれば、後は適度にダラダラしていても大丈夫だとか。点呼の時に寝ていたり、ダラダラしてたら注意されるようです。点呼時は正座して返事しないといけないなど、所々は少し厳しめな決まりがあるようですが、それさえしっかりしていればOKです。

取り調べに行く時も「頑張ってね~。」と言ってくれたり、励ましてくれたりもするそうです。時間がある時には相談にのってくれたり、世間話もしてくれるそうですよ。留置所の警察官の看守であっても、何で逮捕されたかは知っていますが、詳しい内容は知りません。また、留置所内での生活と事件は関係ないです。あくまでも留置所で身を預かっているというだけなので、事件についてイジメてきたり、避けたりする事もありません。

基本的にはお風呂とかもあるので、女性の拘束者には女性の看守、男性には男性の看守です。たまに女性のところに男性の看守のお偉いさんとかが様子を見に来たりするらしいのですが、その方もとっても優しかったそうです。拘束場所は男性と女性と別れているのですが、どちらかと言えば男性の方が多少は厳しめみたいですね。場合によっては厳しい事も多いかもしれませんが、ここで生活するのが苦になるような事はないようです。

留置所から拘置所、拘置所から刑務所へ移るタイミングはいつ?

何か悪い事をしてしまった時、それが見つかったら警察に捕まってしまいます。悪い事をしたからすぐに刑務所に入るのかと言えばそうではなく、刑務所に行かなくても良い罪もたくさんあります。警察に見つかって捕まる~刑務所までの過程に留置所と拘置所があるわけですが、それぞれ、どのタイミングで移動する事になるのでしょうか?

まず、明らかに目の前で人を殺した、真っ裸で走ってたなど、あからさまな事件でない限り、その場で逮捕する事はありません。逮捕されるタイミングは、何らかの疑いを掛けられており、事前に調べられたものが固まった場合か、任意同行で取り調べをして固まった場合です。なのであからさまでない限り、まずは警察署へ任意同行をして話を聞かれるだけになります。まずは警察署です。

警察署での拘束は最大で72時間までと決まっています。3日ですね。この時間内に逮捕状を発行する事ができなければ、1度、釈放しなくてはいけません。そこまで証拠も固まっていない、容疑も認めていないとなると、3日もなる前に1度釈放して、調べ直す事が多いので、この時点で3日過ぎる事はあんまりないと思います。ここで自白したり証拠が固まり、逮捕状が出ると逮捕になります。

逮捕されると、さっそく留置所へ移動します。留置所に移動するタイミングはココです。留置所は警察の管轄なので、ここで生活をしてもらいながら、取り調べをどんどん進めていきます。逮捕されたら刑務所確定ではありません。次は逮捕した罪に関して起訴するかしないかを決めなければいけません。起訴するかどうかを決めるには、もっと詳しい取り調べが必要になります。留置所での拘束期間(取り調べをしても良い期間)は10日間です。しかし、事件によっては10日では調べ切る事ができない事も多いです。そんな時は更に10日間延長する事ができます。最大で20日間の間に調べを終え、起訴するかどうかを決めなければいけません。起訴か不起訴かを決めるのは検察官です。

留置所での起訴が決まると、一応、警察の仕事は終わりです。不起訴なら釈放されます。起訴されると次は裁判が待っています。裁判では逮捕・起訴された罪に対して、刑務所に入れる必要があるかどうかを決めます。起訴から裁判までは1か月以上の期間が空きます。ですが、もう警察の管轄に置いておく必要もないので拘置所へ移動する事になります。拘置所へ移動するタイミングは起訴が決定したココです。

刑務官のいる拘置所で裁判までの日を過ごし、裁判を受け、判決を待ちます。判決で無罪であったり、有罪であっても罰金刑や執行猶予がつけば釈放されます。実刑判決(刑務所行き)が出れば刑務所へ移動します。刑務所に行くタイミングはココです。あとは、実刑判決で出た年数を刑務所で過ごしきれば釈放されます。

複雑な事件や、なかなか自供しない事件の場合には、逮捕しようと警察が目を付けた時から刑務所へ入れられるまでは、1年以上もかかる事も少なくありません。なんなら裁判だけで数年とかもあります。本当に無罪な事で捕まってしまった時なんて可哀想ですよね。

ちなみに、移動先の部屋が空いていななどという事があれば、そのままそこに留まる事もあります。例えば、拘置所の部屋が空いていなければ、最大の20日間を過ぎても留置所で生活をします。空き次第に移動します。そうそう、移動時には手錠をつけるんですよ。移動時以外には手錠はつけないそうです。

犯罪者ってみんな弁護士がいる!?犯罪者はみんな金持ちなの?

よくTVの裁判の結果の報道などで「弁護人が…」とかよく聞きませんか?例えば殺人などの重い罪であっても、弁護人が「被害者にも非がある」的な事や「被告人は精神的に…」などと精神鑑定を促すような発言をしたり。被告人の弁護をするわけですから、どんなに重い罪でも少しでも刑を軽くするように弁護するんですよね。大きな事件になると弁護士が本人の代わりに会見をしたり、取材に答える事も多いですよね。みんな弁護士を雇っているようですが、犯罪者はみんなお金持ちなのでしょうか?

どんな小さな罪であっても、逮捕されて留置所に拘束される事になれば、なんと全員に弁護士が付くんです。みなさん、何か揉め事などがあって、「弁護士が間に入ってくれたらなぁ。」って思う事はありませんか?でも、弁護士を間に入れるには弁護士を雇わなければいけません。そんなに安いものではなく、内容によっては何十万円も必要であり、また成功報酬など依頼料や雇い料とは別に報酬を支払わなければいけないケースも多いです。結局、お金の問題で弁護士を諦める事も多いでしょう。

全員に弁護士が付くとなれば、気になるのが弁護士費用ですよね。犯罪者は誰もがお金持ちなの?と思ってしまうのも無理はないでしょう。ですが、どちらかと言えば犯罪者はお金持ちでない事の方が多いかと思います。弁護士を雇うなんて無理な人も多いです。弁護士どころか、留置所で使うシャンプーを買う事もままならない人もいます。このような弁護士を雇うお金がない人も、なんなら1円も払えない人にでも、必ず全員に弁護士は付きます。

弁護士には国選と私選の2種類があります。国選は国がお金を払ってくれます。私選は自分でお金を払って雇います。留置所に拘束された人には国選の弁護士がつくのです。なので、弁護士費用は国が負担してくれ、お金がなくても弁護士を雇う事ができるのです。

ただし、国選の弁護士は私選の弁護士に比べて、貰えるお金はグ~ンと少なくなります。例えば、無罪を主張するものの信じてもらえず、弁護士に協力してもらい、裁判で無事に無罪になったとします。すると、無罪にしてくれた弁護士に対して成功報酬が発生します。しかし、国選の場合は、いかなる場合にも成功報酬は発生しません。

つまり、国選の弁護士は安い雇い料で弁護する事になるんです。ボランティア感覚であったり、単に自分の実績を稼ぐ為に国選を受けている弁護士も多いと言います。なので、あんまり動いてくれなかったり、希望を聞いてくれなかったりという事も多いそうです。結局、私選の弁護士を雇うしかない状況になってしまう人も多いそうですね。

もちろん、国選であっても私選の時と変わらないくらいに親身になって相談に乗ってくれたり、動いてくれるイイ弁護士もたくさんいます。ただ、国選の場合は自分で弁護士を選ぶ事はできません。合わない人、気にいらない人が弁護士になる事も多いでしょう。当たりハズレがあります。でも、余程の事がない限り、交換してもらう事も難しいです。

このように、お金がなくても弁護士を付ける事は可能であり、当たりの弁護士なら役に立ちます。どうしても無罪を主張したい!刑を軽くしたい!というならば、家族などに面会時に相談して、自分達で選んだ弁護士を雇う方が良い事も多いですが、これは最悪、後からでも可能なので、とりあえずは国選弁護士にする人がほとんどです。決して、みんなお金持ちではないんですね。そんな事よりも、安い雇い料で、一生懸命に弁護してくれる弁護士さんは素晴らしいですね。

和解・示談可能そうな事件。拘束中はどうやって話し合うの?

逮捕されるような犯罪を犯してしまったとしても、本当に悪気があってやったとは限りませんよね。ちょっと気が張っていてついやってしまった、誰かに言われて無理やりやった、正当防衛の結果に怪我をさせてしまったなどなど、罪によっては和解や示談で解決する事もあります。こんな言い方してはダメなのかもしれませんが、大した罪でなかったら早く和解や示談で解決して釈放してもらいたいですよね。どうすればいいのでしょうか?

和解や示談で解決する罪も色々でしょうけれども、まぁ主に軽い怪我をさせた時と万引きですかね。これが初犯でなく常連様だったとすれば和解も示談もないでしょうけれども、初犯であれば可能性は高いです。万引きなんて初犯で実刑判決なるのは滅多にないでしょう。多くが店に謝って和解しています。

1番良いのはご迷惑をおかけした相手に直接会って謝罪する事なのですが、拘束されている身では謝罪に伺う事もできません。まずは手紙を出すのが1番ベタな方法だと思います。レターセットや切手を買うお金がなければ難しいかもしれませんが、あるならば、すぐにでも謝罪の手紙を書きましょう。万引きなどとなればお忙しいでしょうから無理だと思いますが、面会に来てもらえるように頼んでも良いでしょう。来てもらえれば直接話す事ができます。無理なら手紙を送り続けるしかありません。

ただ、こちらから一方的に手紙を送っているだけでは意味がない事もありますよね。お返事をくれる方なら良いですが、お怒りのあまり見てもらえてない可能性だってあります。となると役に立つのが弁護士さんです。良い弁護士さんならきっと力になってくれます。逮捕されて拘束され、少しすると弁護士は全員につくので、どんどん相談しましょう。

弁護士に相手に接触してもらうようにお願いしましょう。そうすると相手の反応を聞く事もできますし、なにより話が進みます。弁護士に手紙を託すのも良いですね。そうそう、レターセットや切手を買うお金もなくて、謝罪の手紙を出す事ができなかった場合も、弁護士に力になってもらいましょう。弁護士にノートでもルーズリーフ数枚でも、なんならコピーの裏紙でもいいから差し入れしてもらうんです。そして、紙に手紙を書いて、弁護士に渡すんです。すると弁護士が相手に渡してくれるでしょう。

通常、留置所や拘置所で手紙を書くと、切手を貼って送るしかありません。手紙の内容は全てチェックされ、禁止されている内容があれば書き直しさせられたり、消されたりします。もし、消されたりしたら、伝えたい事も伝えられないかもしれませんよね。ですが、弁護士になら手紙でも切手がなくてOKですし、内容も確認されません。基本的に弁護士とのやり取りに警察官は関わりません。

このように、拘束中は手紙や面会、弁護士を通しての謝罪や話合いをして、和解や示談を目指します。相手に気持ちが伝わって、和解や示談が成立すると、釈放してもらえるようになります。万引きの初犯なら商品を返還する、商品代金を支払う、罰金というか慰謝料というか、まぁ迷惑を掛けたお詫びにお金を渡すなどで成立する事が多いです。もし、和解や示談できそうな事で、謝罪もせずに放置してしまえば、許されるどころか実刑判決になってしまう可能性だってあります。どちらにしても悪い事をしてしまったのなら謝罪の気持ちを伝えるのは大切な事ですよね。

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