ほとんど閉じ込められっぱなしの部屋の中。一体、誰が掃除するのでしょうか?服は毎日着替えられるのでしょうか?洗濯はどうしてるのでしょうか?布団は干せるの?などなど、掃除・洗濯関係の疑問もありますよね。特に女性は気になる項目ではないでしょうか?留置所や拘置所ではどこまでできるのでしょうか?

まずは部屋の掃除です。もちろん、自分で掃除します。留置所では週に2回程度、掃除の時間が与えられるようです。掃除機の貸し出しや壁の拭き掃除を行います。拘置所は毎日、ササッと手分けして掃き掃除などするようです。拘束所によって違うかもしれませんが、週に数回~毎日、雑居房なら手分けして、独居房なら1人で掃除を行います。各部屋の中にトイレは設置されているので、トイレ掃除も同時に行います。自分達以外が掃除をするのは、誰もいなくなった部屋くらではないでしょうか。誰かが部屋を使っている限り、使っている人が掃除をします。

次に洗濯ですが、洗濯は留置所も拘置所も週に2回程度行います。留置所ではお風呂の時以外に着替える事は基本ありません。お風呂時に着替えた物をそのまま洗濯に出すパターンが多いようです。拘置所では着替えは自由な事が多く、週に2回の洗濯の日に洗濯を希望する衣類を洗濯ネットなどに入れて看守に渡します。

留置所・拘置所ともに、洗濯を行うのは自分ではなく看守の方などです。自分の分だけを分けてなどではなく、洗えるだけ一気に洗って、一気に乾燥機で乾かして、自分のところへ戻ってきます。乾燥機で乾燥させるので、縮んで欲しくない衣類は差し入れなどで入れてもらわないようにした方が良いでしょう。

最後に布団ですが、布団を敷くのも畳むのも自分で行います。畳んだ布団は所定の位置に片付けるか、部屋の隅に置いておく事が多いです。留置所での生活は、再逮捕や拘置所の空きがないなどがない限り、1か月を超える事はありません。これくらいでは干す事はないかと思われます。

拘置所で生活する期間は目安として裁判が終わるまでです。裁判がいつ始まるのか、どれくらいの期間かかるのかによって拘置所に住む期間は変わってきます。早い人なら1か月程度、長い人なら1年以上も住んでいる事もあります。さすがに1年とかになると布団を干してくれる事もあるかもしれません。またはある程度の期間で布団を交換する事もあるでしょう。ですが、基本的には布団は干さないと思っておきましょう。

留置所でも拘置所でも、シーツと枕カバーは洗濯してもらえます。シーツや枕カバーの洗濯日は、衣類の洗濯日とは別な事が多いです。洗濯する順番の日にシーツや枕カバーを看守に差し出さなければ、次の順番が回ってくるまで洗濯してもらう事はできなくなってしまいます。

掃除を自分でしなければいけないのは当然と言えば当然なのでOKとして、真夏など汗をかく日でも洗濯に制限があるのは少し厳しいですよね。寝汗で布団が湿ってしまう事もあるでしょうし、部屋によっては湿気も気になります。最低限の生活は揃っているとはいえ、快適とは言えないようですね。