留置所や拘置所で拘束される事になると、その家族の人は「ちゃんと食べてるんだろうか?」という事を心配すると思います。面会に行っても面会室でのたった15分程度の会話。事件の話や留置所・拘置所での生活の話は原則として禁止されています。まぁ「ご飯食べてる?」「うん、食べてるよ。」くらいの会話はOKですが、詳しく話す事はできないかと思います。

まず、食事に関して心配する事はありません。どうしても心配ならばお金を差し入れしてあげましょう。留置所ならお弁当などを買う事ができます。拘置所でもパンなど買う事ができます。自分で選らんで買って食べれるので、どうしても心配なら買えるようにしてあげれば良いだけだと思います。

全くお金を持っていなかったとしても、食事に心配はありません。キチンと3食、食事がでます。特に留置所では食べ残しはないかなどのチェックもしているところが多いです。ちゃんと食べているかどうかを見てくれます。食べたい気分じゃない時、「ご飯はいらない。」と言っても、「少しでも食べて。」とご飯を渡すくらいなのだそうです。食べさせていないなんて事はあり得ないと思います。

でも、量は少なく足りないのではないか、おいしくなくて食べれないのではないか。そんな心配もありますよね。「豚箱の飯は食えるもんじゃない。」と私も聞いた事があります。そこで、実際に留置所や拘置所で生活をした事がある人に聞いてみました。食事に感じても場所によって大きく差がある事もあるようですが(○県は豪華、○県はおいしいなど噂があるらしい)、この方が言うには全く問題ないのだそうです。

まずは量ですが、女性にはかなり多いらしいです。満腹になるらしいです。男性でも充分な量だとか。おかわりはできませんが、物足りなさも感じないそうです。お金を持っている人はお菓子やパンも食べているので、多すぎるという意見もあるようですね。留置所よりも拘置所の方がメニューも豊富で量も多いようです。

続いて味ですが、普通においしいそうです。そうそう、こういうところのご飯って麦飯って聞いた事ありませんか?この方の拘束された場所では、留置所は完全な白米だったそうです。拘置所は麦飯ではありましたが、白米も多く、麦飯が絶対にダメだという人以外は気にならない程度なのだそうです。

おかずの味もしっかりしていて、不味いものは1つもなかったとか。「例えるならどんな味?」と少し難しい質問をしてみたのですが、お店の味というよりは家庭的な味というか、お店には適わないけど、それなりに美味しいお母さんの味くらいのレベルなのだそうです。本当においしいメニューは次にいつでるのかが楽しみな程おいしかったようです。

しいて言えば、熱々ではないという事が気になる点だとか。例えば毎朝、必ずお味噌汁が出るそうなのですが、熱々な時もあれば冷たい時もあったそうです。そんなに贅沢は言えないのですが、やっぱり熱い方がおいしかったと。特に、この方が拘束されていたのは冬だったので、熱々のおかずはとても嬉しいものだったそうです。

拘置所に関しては、まるで学校の給食の様なメニューだったとか。留置所でも唐揚げや魚のフライ・煮物など、おかずらしいものが多いそうです。また、クリスマスにはケーキ、場所によってはチキンも出るそうで、お正月にはお節も配られるそうです。こりゃあ、一人暮らしの淋しいご老人は罪を犯してでも…と考えてしまいそうですね。でも、タダ飯なんですよね。誰がお金を出しているのでしょう?そう思えば食事の為だけに罪を犯すのは間違いだと気が付きますよね。